>>143-144
成績証明書は履歴書にどう書かれるか、ということは自分も詳細には知りませんでした。
ただ、非常勤講師を目指すにしても、コネが必要だと思います。

博士過剰時代になり、大学院を出た人がエスカレーター式に助手(助教)になり
階段を上って同じ大学のなかで教授にまで出世していく時代は終わりました。

そして、公募によってポストを争う時代です。
でも、現実には自分を含めてコネ採用というか、人脈の力で採用されるという例
が多々あります。むしろ、自分の周囲の人事で「純粋に、どの教授とも無関係の人
が応募して准教授や助教に採用された」という例を知りません。
公募の形をとっていても、その中に『あらかじめ●●教授が、□□大学から呼び寄せたい
と思っている本命』がいて、その人が最終的に選ばれた という例は見てきました。

助教の人事だと、今でも非公募で「△△教授が、知人の〇〇大学の★★教授の教え子」
を採用する、という例もたくさんあります。非公募ですから、いきなり「その人を採用する
かどうか?」の議題で教授会にかけられて決定するわけです。

ハッキリ言って、自分の学歴や課程の名称がどう評価されるかを心配するよりも、コネづくり
人脈づくりを積極的にやったほうが良いと思います。

なお、非常勤講師になるのに、もうひとつ障害があるそうです。それは『博士過剰問題』のせいで、
アカポスに就けないポスドクたちが、「収入を得るため」と「教育歴を手に入れるため」に
非常勤講師になるケースが多いそうです。
これは自分の大学では当てはまりません。自分の大学では、昔ながらに「理系の学部生に、一般教養
としての法学を教えるのは、地元の弁護士を非常勤講師として招く」などの方法をとっているからです。