札幌農学校を前身とする旧帝大の一つ(とはいっても旧帝の中では一番下だけど)。
開学当初政府に招かれて教鞭をとったウィリアム・クラーク博士の「少年よ!大志を抱け」をモットーに多く学生を輩出し、
道内では文系・理系共に敵なしであり、地方公務員も就職も引く手数多。
言わずもがなぶっちぎりのエライっしょであり、道庁が新規採用を最小限に抑えた時期にあっても、相当数の内定者を出して、北大の底力を見せ付けた。
しかし、道外で就職となると、文系は明大や首都大と同程度の扱いであるらしいが・・・。一方の理系は道外でも結構高評価らしい。
文系・理系の間で格差が激しく、文系は近年、法系・経済系の大学院博士課程への進学率が著しく低く、当然学者も輩出の数は減少。
また旧帝の中で北大文系が最も教員の入れ替わりが激しく、学部によっては後任が非常勤講師のままという事もしばしば。
特に文系は「親世代の駅弁入学レベルが現在の北大文系入学者レベル」という不名誉な状態にあるという。
大学側も危機感を感じたか、各専門職大学院をせっせと創設し、かなりだらけムード漂う文系学部の各種試験合格者拡大を狙っているらしい。
なお、法科大学院は一定の成績を収めているものの、かつて毎年数名しか受からなかった大学が法科大学院を創った所で結果は同じで、
案の定、司法試験合格率が上がった年の翌年は下落している状態。
また、定員50人のところ常時20人前後しか入学していない有様・・・。実際自習室の半数が閉鎖されている。
2014年には学部生がISに志願するという珍事が起きた。
2016年に北大の慢性的な資金難から山口総長が180人規模のリストラ案を提示するも、総長選で敗れウヤムヤに・・・。
結局教員引き抜かれても補充せず非常勤講師で補填するという中途半端な改革に(笑)。
なお、広大な敷地があるのに学生サークル部室がなく、大学が金欠から地元プロ野球の球団に敷地を切り売りしようとしていた。
理系の中では特に開学からある農学部や医系・獣医系が強く、キャンパスの建物の実に9割近くを医系・理系で占めている。