>>242
鶏助は故事成語だよ

本来はスープなどの材料であるが、一般に骨についている肉は美味いので、昔はしゃぶって食べる事もあった。
しかし、肉は僅かしかついていないので、出汁にはできても腹は満たされない。
このことから「大して役に立たないが、捨てるには惜しいもの」を指して「鶏肋」というようになった。

初出は『後漢書』「楊震伝附楊修伝」や『三国志』魏書「武帝紀」の注に引く『九州春秋』に記録がある曹操(魏の太祖、武帝)の言葉
漢中郡をめぐる劉備(蜀の先主)との攻防戦において持久戦をとる劉備軍に曹操軍が苦戦を強いられた時、曹操が食事中無意識に発した「鶏肋」を伝令が触れ回り、誰もその意味を理解できない中で側近の楊修は撤退の準備をさせた。
周囲からその理由を問われた楊修は「鶏肋(鶏のあばら骨)は、捨てるには惜しいが、食べても腹の足しになるほどの肉はついてない。
すなわち、漢中郡は惜しいが、撤退するつもりだろう」と説明したという。