臨海斎場は平成15年11月開業から約15年を経過していて、年間火葬件数が6000〜6500件程度
稼働率70%超で推移してきたから、炉10基で平均すれば、年間約600〜650体、開業から見れば
炉1基あたり9000体以上を火葬してきた訳で、これは台車式としては相当な数。
炉のメンテ面では、炉内壁ライニングの貼直しや再燃炉耐火物の巻替では対応しきれない程度に
損耗劣化していたと思うし、炉付属機械類や電気品類の耐用年数超過は明らか。

炉一式を入れ替え改修する場合のメーカー選定は、指名候補メーカーから直接工事費のほか
想定耐用年数までのメンテ計画や維持費見込み、推定燃料使用量、推定電気使用量などを算定した
資料と根拠を提示させて、それらを総合的に評価して選定するプロポーザル方式でした。
>536が言う仕様の統一は、保守部品の在庫と検査修繕技術者の即応体制が要求仕様に含まれて
いたので、メーカー選定事由の要素としてはあまり重要ではありませんよ。