◆結婚できない男に共通する3つキーワード
〜フツーの女性、価値観、決めつける思考〜

40代男子は、スーパーで言えば特価コーナー行きの野菜や魚同然の立場。
それもわきまえず、
婚活というアクションを億劫がり恥ずかしがるというメンタルを、まず徹底的に改革しなくてはならない。多くの40代独身男子を見てきた大西さんによれば、その中でも特に結婚が難しい3パターンがあるという。

「まず、『フツーの女性がいいんです』と言っている男性はダメですね。
でも、これがすごく難しい。『フツー』を求めているようで、実は『自分が考えるフツーから少し外れたらイヤ』と言っていることに気づいていない」

会社でもそうだろう。「この仕事、フツーにやってくれればいいよ」と言う上司は、たいてい部下がやった結果に対して後追いで文句を言うものだ。「フツーを諦めましょう」と大西さんは言う。「フツーの女性」を求めるのは、どこにもいない人を探しているのと同じことなのだ。

「40歳を過ぎて、結婚していない人は、乱暴な言葉でいえば“結婚ニート”です。ニートが社会復帰をしようと就職活動を始めても、
この会社は給料が安い、家から遠い、勤務時間が不規則……などと選り好みした結果、就職先が見つからなかったという話をよく聞きます。
結婚ニートも同じです。

「決断できないまま過ごすこの時間はハッキリ言ってムダ。そして時間がたてばたつほど、結婚しにくくなっていきます。これは結婚も就職も同じでしょう。ズルズルと結婚しない時間を持ち続けるのではなく、
『今だ!』と婚活に踏み込み、「この人だ!」と瞬時に決断してしまう思いきりが大切なのです」

 耳が痛いかもしれないが、婚活を通じて今までの生き方や考え方を改めてみるのもいいかもしれない。
 <取材文/日刊SPA!取材班>