たとえば、日本の代々政治家の家系の政治家はほとんどは従兄弟婚の子孫かもしくは現在進行形で従兄弟婚が非常に多い。
日本だと1950年代の統計で100組中7組は従兄弟婚。
つまり、昭和の始め頃までは日本ではだいたい結婚の7%は従兄弟婚だった。
最近はお見合い制度が崩壊した影響で晩婚化や未婚で終わる率が非常に高くなっているから
データ自体を昔のと比べるのはナンセンスだけど、それでも結婚全体の4〜5%くらいは従兄弟婚だと思われる。
生まれた子供への影響は一代目はほとんどない。あることはあるが、出産事故や高齢出産などのリスクに比べると
完全に無視できる程度の影響しかない。
ただ、従兄弟婚で生まれた子がまた従兄弟婚をした場合などには、通常より少々リスクはあがる。
それでも高齢出産などのリスクに比べるとさして心配する必要もないが、それを三代・四代目にも続けるとさすがに
リスクが高くなってくる。
ちなみに、このリスクを無視して更にドンドンと従兄弟婚を繰り返すと(もちろん出来損ないは間引くか結婚できないので)
致命的な先天性異常の要因はほとんど駆逐されて、障害のリスクは通常と同程度にまで低下する。
以後はつまり健康な子が生まれ続けるってことになり実際こういう地域が世界には転々としている。