ミニマリストって、
趣味や教養やセンスがある人がやるとかっこいいが、
貧困層がやると、病院みたいな心境になって精神病みそう。
オタク的グッズで埋め尽くして寂しさ紛らわしているような人とかも、
考えなしにミニマリズムな部屋にしたら、生きる活力がなくなりそう。

モノが少ないって、簡単なようで、けっこうハードル高い。
よっぽどの哲学がないと、普通は、モノが増えていって、
エントロピーが増大するのが自然の摂理だからな。

ミニマリズムを実践するには、それこそミニマリストの本を読んで
自分なりの価値観で吸収できるくらいの、知力はほしい。
ドミニック・ローホーにしても、シンプルなことを言うためだけに、
そこに至るのに、かなりの教養が背景にあるわけだからな。
それでああいう豊かな思想の本が出せてる。

ミニマリズムを実践しながら、電子書籍などで教養を得る生活、
そんなのが豊かで、精神の健康や自由も保てるかもしれない。
ミニマリズムってモノが少ないという、決して「見えるところ」
だけじゃなくて、ネットで吸収した考え方や、ミニマリストの本の
知識や、背景があるよってこと。