電気系の仕事をしている身なのになんとも矛盾していますが…(笑)


私はこれで「電気」をやめました 「東電フリー」な電気代0円生活

https://dot.asahi.com/wa/2017102600017.html?page=1

 2011年の東日本大震災と、それに伴う原発事故により、節電を意識するようになった人は多いはず。
さらには、電力会社との契約を解除し、すべての電力を自力で賄っている人たちも存在する。そんな「東電フリー」な生活とは?

 都内の公営団地に暮らす染織作家フジイチカコさんが「東電フリー」生活に一歩を踏み出したきっかけは、東日本大震災だった。
日中と夜間に3時間ずつ、合計4回の計画停電を経験し、近所の友人とロウソクの灯るカフェに集まり、不安を分かちあった。

「たまたま私がキャンプ用に持っていたソーラー式ランタンが役立ち、電気を自給する『オフグリッド』やソーラーパネルの話で盛り上がりました。
エネルギー問題について考えている人が多く、仲間と情報交換をしながら節電を始めたのですが、すっかり楽しくなっちゃって」

 まず取り組んだのは、契約アンペア数を30アンペアから15アンペアに下げること。すると3千円台だった電気料金が、一気に2千円台に下がった。
約半年後の2011年秋には冷蔵庫のプラグを抜いた。24時間365日使いっぱなしとなる冷蔵庫は、家庭での消費電力の約14%を占める。
当初はハードルが高いと思ったが、結果は「なくても意外と大丈夫」だった。

「野菜や卵は常温でも保存できるし、生鮮品は近所のスーパーでそのつど買えば問題ありません。
また体が野菜中心の生活になじんで、肉や魚はほとんど口にしなくなりました」

 掃除は箒や雑巾を使えばいいし、お米は鍋で炊けばいい。ストーブにやかんを置けば加湿器代わりになる。
掃除機、炊飯器、加湿器、ドライヤー、トースターなどの家電製品は、次々に押し入れ行きとなった。
電話機も、昔ながらの電気の必要ないタイプに買い替えた。そして12年8月、契約アンペア数を最小の10アンペアに落とした。

「月の電気代は千円に下がりましたが、仕事上必須のアイロンが15アンペア必要なので、とても困りました。
インテリアに買ってあった骨董品の炭火式アイロン(グラビア参照)が役に立ちました」