物質快楽万能時代に、個人の人間としてあり方の規律や全体調和のための自己抑制
はウザイ、思想の押し付けだとして発作的に抵抗。
規律なき自由損傷精神が拡大し、中毒性の禁断症状のように幅を利かせて、
精神的規律のもろもろはすべて葬られる。それに代替したのが空想世間の伝染的
な言い伝え。その表面的で無難な小技、振る舞いと年功序列とかの自然発生的な規律すらも消え、
伝統的な甘えの育成、小集団依存と、幻想娯楽快楽・ゲーム・ネットという人格的有毒性への
諸物や洗脳に無自覚に感染して、もうこうなったらお終いという世界の反面教師ということだけが
日本の特徴にもなってしまった。