空をヘリコプターが飛べば自分のことを追跡しているのではないか
と思うようになりました。警察を疑う馬鹿げた思いは、だんだん
エスカレートしていきました。一日に何度も警察署に電話し、
もう自分が泳がされているのは分かっているから逮捕してほしい、
と迷惑極まりないことを訴え続けました。署の方のご回答はもち
ろんNOであり、それで更に不信感を強くした私は、
もう日本中に自分の悪事がばれており、「公開泳がせ捜査」のよう
なものをされているのではないかと思うようになりました。
妄想は広がり、外を歩けば行き交う人々が全員自分のことを
チェックしているように見え、
車も全て自分を尾行しているように感じ、家から出るのが耐えがたい
恐怖になりました。大学に行けば、友達が自分と親しく接してくれる
のですが、これは自分と友達というだけで犯罪者と見做され、捜査を
知らされていないだけなのだと捉えました。
http://kokoro.squares.net/psyqa1570.html