不思議な不思議な美濃加茂市長の逮捕
http://blogos.com/article/89420/

地方議会における議員の一般質問は議員の職務権限の行使に当たらないのではないか、という質問が寄せられたが、
これは議員としての職務権限の行使に当たると解釈せざるを得ないだろう。

さて、地方議会の議員の一般質問に関して受託収賄罪で逮捕されたという事件がどの程度あるのだろうかと思って
インターネットで検索してみたが、一件も出てこなかった。
フルコースさんあたりが調べてくれると違ったデータが出てくるのかも知れないが、少なくとも私が見た範囲では
美濃加茂市長の受託収賄での逮捕は異例のようである。

報道されているところからすると、美濃加茂市長の受託収賄容疑での逮捕は、
市議会議員時代の一般質問が直接の容疑になっているようである。
市長としての受託収賄ではなく、市議会議員としての一般質問がターゲットにされている、というのが不思議である。
これまで地方議員の一般質問に関して受託収賄罪の容疑で検挙された事件が一件もないのであれば、
市長になりさえしなければ一地方議員を警察がここまで追い詰めることはなかった、ということになる。

美濃加茂市汚職事件については、業者が議員に無理に金銭を押し付けたという報道もある。

現金入りの封筒を押し付けたと言っても、受け取った側にその認識がなければ、現金を受領したとまでは言えない。
沢山の書類の中に偶々現金の入った封筒が混じっていたからと言って、
それが直ちに一般質問をしてもらうための対価の授受だったとまでは言い難いし、
そもそも請諾があったのどうかもよく分からない。

変な事件だなあ、というのが私の直観である。

この程度の事案で現職市長を逮捕するのは、どうにもおかしい。
さて、皆さんはこの事件についてどう思われているのだろうか。

http://magazine.livedoor.com/magazine/86