>>169
今度は、主に足を取って関節技を掛け合った。
アキレス腱固め等は互いに見様見真似で、反応を見ながら技を掛けていた。彼はプロレス好きでも、技を掛けるのがあまり上手くなく、やられ役になる事が多かった。自分もプロレス技の精度は、あまり高くない。
だから慣れない技は、互いに手探りだった。
小一時間も経つと、流石に疲れてきた。最後は監獄固めをあまり痛くないように彼に掛けて、ギブアップを奪った。
帰りの時間になった。またいつかやろうと誓い、自分は制服を着て家路についた。