>>398
小柄で元気な女の子が、幼い頃に転んだり落ちたりして大泣きするのはよく見たなぁ。
そういう子は基本的に感情表現豊かで、笑うときも泣くときも全力なんだよね。
1年生から4年生まで同じクラスだった子で、まさにそんな女の子がいた。
クラスで2番目に背が低くて、幼児と間違われるような童顔で、愛嬌たっぷりの笑顔が可愛らしい。
明るくて誰とでも仲良く遊ぶんだけど、お転婆が過ぎて転んだり、男の子とふざけ合って顔を叩かれたりして大泣き。
転んで土まみれになった顔に、涙を同時に2〜3粒伝わらせて、うぇぇっ、うぇーーん、と大声で泣いてた。
校庭で木や遊具から落ちて泣き出して、教室に帰ってきてからもワーワー泣き続け、先生や友達に頭を撫でられながら号泣。
3年生まではそうして月に1回くらい泣いたけど、4年生の二学期頃から背が伸びて、体つきも大人びてくると、性格も落ち着いた感じになった。
卒業式で(このときは隣のクラス)少し涙ぐんでいたけど、小さい頃のあどけない泣き顔からは想像もつかないほど大人っぽくて、ちょっとドキッとしてしまったな。

自分が大泣きしたところを、この女の子に慰められたこともある。
泣き虫の自分は八割方の女子から見下されてたけど、この子は本当に誰にでも優しかったから、高学年になってからも仲良くしてくれた。
俺が宿泊研修のフォークダンスで女子2人組に泣かされたときも、移動時間に立ちすくんでしゃくりあげてたら、「どうしたの?一緒に行こ!」と肩叩いて励ましてくれたな。
小さい頃よく泣いた子が、成長してから周りの泣いてる子を励ますのはよくあるよね。