ソチオリンピックスノーボードの銅メダリスト平岡卓選手が、先月(9)下旬、
奈良県内で5人がけがをしたひき逃げ事件で、警察から事情を聴かれていることが捜査関係者への取材でわかりました。
任意の調べに対し容疑を認めているということで警察は今後、書類送検する方針です。

ひき逃げの疑いが持たれているのは、ソチオリンピックのスノーボード男子ハーフパイプで
銅メダルを獲得し、ピョンチャンオリンピックでも日本代表に選ばれた平岡卓選手(23)です。

先月29日、奈良県葛城市の県道で、乗用車に追突された軽乗用車が歩道に乗り上げ、
軽乗用車の40代女性や歩道にいた4歳の男の子を含む4人のあわせて5人が軽いけがをしました。
追突した乗用車は現場から逃走していましたが、このひき逃げ事件で、
平岡選手が乗用車を運転していたとして警察から事情聴取を受けていることが
捜査関係者への取材でわかりました。

平岡選手は現場の隣町の御所市出身で、任意の調べに対し容疑を認めているということです。
警察は容疑が固まりしだい、ひき逃げの疑いで書類送検するとともに、
当時、酒を飲んで運転していた疑いもあるとみて調べています。

平岡選手の父親は、16日朝、取材に対し、
「息子からひき逃げなどの話は聞いていないし、驚いている。
今後の対応は弁護士と相談して決める」と話していました。

10/16 09:57