高校2年の時に生徒会の体育祭執行委員長をやってたんだけど、
体育祭の当日は代表で準備体操を全校生徒の前に用意された演台の上でやることになってた。
前年に僕が1年の時の体育祭は雨天延期が重なり、最終的には地味な球技大会に
変更された経緯があり、2年生ながら初めての体育祭だったので、短パンでやることなど知らず、
僕は普通にジャージを穿いて登校した。
そしたら直前になってそれを知り、僕は短パンで演台に上がった。
序盤の、立った状態で腕を回す運動をしていた時は全校生徒も運動に集中していた。
問題はその後、座った状態で行う運動に入った時だった。
生徒の多くが僕に注目。見ていたのは僕の足の付け根。
しゃがんだ途端に紺色の短パンの隙間からパンツがはっきりと見えていた。
股間を覆うパンツは、当時は男子の多くが穿いていた白いブリーフ。
僕も例に漏れず、グンゼの白いブリーフを穿いていた。
パンチラを恥ずかしいと思う、あるいはからかう風潮もなかったが
さすがに体育祭という全学年全クラスの女子も揃っている前で、
白いパンツが全校生徒から丸見えになると恥ずかしい気持ちになった。
前にいた生徒たちの方から「あれ、パンツだよね?」とか「白いパンツ見えてる」とか
話しているのが聞こえてきて、極めつけにサッカー部の後輩が「先輩、ブリーフ、モロ」って
言ったのが聞こえたときから、恥ずかしさのあまりに顔が紅潮してきて頭が真っ白になった。
結局、最後まで僕のパンチラからみんなの視線がそれることなく準備運動は終わった。
終わってみると長い時間ではなかったけど、やっている間は究極の恥ずかしさで長く感じた。