高学年女子に上半身裸で乾布摩擦させる学校と言うのは、
今の若い人には信じられないでしょうが、実在しました。
昭和の終わり頃まで続いたそうです。
当時はまだ「今の子供は家庭で甘やかされてるから、学校では
厳しくしつけた方がよい」というような考えが、特に地方では
一般的でした。
「戸塚ヨットスクール」といって、不良少年や不登校児
(当時は登校拒否児童などと呼ばれていた)をスパルタ教育によって
「矯正」させる施設があり(今でもあるのか?)行き過ぎた「体罰」
や「特訓」によって死亡者・行方不明者が何人も出ても、
「不良や登校拒否児童などという子は甘ったれだから自業自得だ」
「親が甘やかしたつけが回ってきただけだ」
などと言われた時代です。
今とは基本的に価値観が違うのです。