日立電子顕微鏡による実験シリーズは、2重スリット実験と呼ぶより
超高電圧の電子発生装置と、電子レンズ(電子顕微鏡)を使った電子の干渉実験というほうが近い。

高エネルギー電子,ドブローイ波長 << 非常に大きいスリット,バイプリズム=細い糸状の電極)
この実験が泡箱中ならば、 電子発生装置→→→片方スリット通過→→→直線電子
電子の直線運動が非常にクッキリ見えるだろ。(ベータ線の軌跡と同じ)
(真空実験では、人為的に電子レンズで両方の電子線を曲げて干渉させる、干渉縞は事実。)

これでは電子が片方のスリットしか通過しない、とする解釈の余地が残ってしまう。
「2重スリット実験」の量子力学教材としては不適切。