二重スリットのそれぞれに偏光フィルムを置き、片方からは水平方向に振動する光子(電子)
のみが、片方からは垂直方向に振動するの光子(電子)のみが通過するようにする。
そうすると検出器で観測しなくても、光子(電子)の波動性は失われ、スクリーンの干渉縞も
消失する。

これは光子(電子)がスリットを通過する際に、水平振動か垂直振動かという情報を付与
され、通過経路があきらかとなるため収束し、波動性が失われた結果と考えられる。

スリット通過に偏光フィルムを使用することで、波動性を失った光子(電子)が、スクリーン
に衝突する直前に、偏光フィルムを45度振動になるように設定して再び通過させると、
光子(電子)は45度に振動するもののみとなってしまい、スリットを通過する際に
得た経路情報を失い、再びスクリーンに干渉縞をつくるようになる。

量子で観測が成立するということは、いったいどういうことか?
誰も正確な答えを出していないのではないか。
測定器、検出器が結果を表示した時か?それを人の目が捉えた時か?
脳が認識した時か。観測者は人でなければならないのか、動物では?
人工知能ならどうか。

「何の相互作用もないけれど見ることで結果が変わるといった誤解」
本当に誤解なのか?
意識は観測対象に作用を及ぼすと、ドイチェも考えていたと思う。