「ダウンウォッシュが無くても揚力が発生する」とかは、ニュートン力学的に明らかに間違い。
この間違いの元凶は、
完全流体の一様流に円柱を置いたときの流れの等角写像、の理解不足
だな。
等角写像で循環は保存するので、円柱周りの循環の無い流れをどのような翼型に変換しても
(キャンバをもつ円弧翼であっても)揚力は発生しない。

循環が有れば揚力は発生するが、粘性流体ではないので、円柱を回転させても循環はゼロのまま。
円柱に次々に流入する完全流体にどうやって角運動量を発生させるのか、には全く言及せずに、ただ「循環が有る」として計算する。

最初から循環が有れば、迎角ゼロの円弧翼に変換しても揚力は発生する。クッタの最初の論文だな。
これを見て
「迎角ゼロでダウンウォッシュが無くても、キャンバさえあれば揚力が発生する」と間違えるんだろうな。
実際は
「最初から原因不明の循環のある流れだから、揚力が発生する」だな。

循環が有れば水平な平板翼でも揚力は発生するし。
http://fnorio.com/0116two_dimensional_wing_theory0/fig6-4-2-07.GIF