1ニライカナイφ ★2017/07/20(木) 12:10:14.21ID:CAP_USER9>>990
中国の科学者が史上初めて宇宙へのテレポートに成功したそうだ。
実験で行われたのは、光子を地球のはるか上空へ転送するというもの。

物体を物理的に上昇させるのではなく、アインシュタインが「不気味な遠隔作用」と述べた量子もつれの奇妙な効果を利用したものだ。
つまり光子についての情報を宇宙の別のポイントへと転送し、物体の忠実な複製を作り出すのである。

■ 長距離間での量子テレポートは史上初

長距離間でこの効果が実験されたのは史上初ことだ。
量子もつれは距離による制約を受けない。

つまり2つの粒子はとんでもない長距離であっても相互に作用することができる。
したがって、これまで実現不可能だったスピードでネットワークを構築する量子インターネットなど、さまざまな分野での応用が考えられる。

これまで情報を伝達するケーブルや信号の問題で、量子テレポーテーションは短距離においてしか実験されてこなかった。
今回は地上から人工衛星への転送実験が行われ、実用化されたテレポーテーションの姿らしきものが示された。

つまり物体を宇宙へ送信し、再び地上へ送り返すのだ。
ある地点からある地点へと送信するには、この経路が比較的クリアなのだという。

「この業績は、世界初となる信頼性の高い超長距離量子テレポーテーション用地上衛星間リンクを確立させる。
世界規模で量子インターネットを実現するには必要不可欠なステップである」と論文で論じられている。

実験に使われた衛星は昨年ゴビ砂漠から打ち上げられた中国の通信衛星「墨子」だ。
地上から光子を宇宙へ送信すると、墨子がそれを捕捉。地上の実験チームは光子を使って地球の上空に浮かぶ衛星と通信できるかどうか実験した。

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