車輪の下 というヘルマンヘッセの小説を知ってるかな。村一番の秀才の話だ。

村始まって以来の秀才は全国でも名門の学校に進学することを校長自ら勧めて特別勉強を受ける。

みごと合格。だがしかしそこでの勉強生活は彼には合わない。どんどん成績が悪くなりついに退学。

村に戻るが村の名誉と言われて進学した身だ。ある日村の外れの作業所。そこで仕事をする。

始めて充実した気持ちになる。ああここが自分が本当に働く所なんだと思うのだ。だがもう遅いのか。

ある日川の中で彼の死体が浮かぶ。自殺したのだ。世の中に振り回された若者の物語。いくら学校の成績が良いからと言ったって

それに適性があるのとは違うのだ。