枝葉を切り捨てれば大雑把に2つの立場がある

立場1:
物理は政治や経済などのあらゆる外的要因による価値判断とは独立した、物理そのものの価値判断に従って研究を進めるべきである。

立場2:
物理は政治や経済などのあらゆる外的要因による価値基準に即した、物理に期待される価値基準に従って研究を進めるべきである。

特に現代物理学は、原水爆の開発によって政治や経済に強い影響を及ぼすようになってしまった今、その研究者はどういう立場を選ぶべきだろうか。
核関連研究者にだけその責任を負わせて、自分は「自らの専門領域だけを追求するべき」だろうか。