>>849
いや、古典こそ命
レジェンドの手になる古典こそが参考書中毒の病状を1ステップ着実に進め、参考書なくしては生きられなくなる秘薬なのだ

取り敢えず、レジェンド個人のペンによる物理学教科書シリーズとして日本語に訳されたのを挙げておくと、

ゾンマーフェルト理論物理学講座 全6巻
プランク理論物理学汎論 全5巻
パウリ物理学講座全6巻(重厚感丸出しの上2つに比べると如何にも軽量なのは否めない)

ランダウ・リフシッツやカンパニエーツもそろそも現役から古典の仲間入りへと移行する時期にさしかかりつつあるのかも知れない
Greinerとかを眺めていると近年そう感じてしまう


更に、偉大な物理学者の全集こそが、参考書中毒患者を死の床につかせ参考書を抱いたまま安らかな死に顔で最後を迎えられるようにする究極かつ最終の手段

取り敢えずは量子力学(QED含まず)の草創期〜確立期に活躍した偉大なるレジェンド達の全集(または選集)としては

・Bohr・・・全12巻+索引1巻の計13巻
・Dirac・・・全2巻のはずだが最初の1巻目しか出ていない(今後も出る可能性は薄そう)
・Heisenberg・・・A,B,Cの3シリーズから成り、学術論文はシリーズAで全3巻、Bは解説で全1巻、Cは全4巻で物理学以外の論説類
・Pauli・・・全2巻、他に彼の私信類が全く別に出版されている
・Schr\"odinger・・・全4巻

などがある