ソフトウエアで動くコンピュータに無限の計算能力があったとする。
しかし、そのコンピュータはソフトウエアを食ってその答えを出力する。
この入力と出力を無視した計算能力が存在したとしても、それが外に
現れない限り意味を成さない、実効能力が伴わない計算など幻想と同じだ。
コンピュータモデルで複雑な計算をするほど中間記憶が必要になる。
なぜなら多段で階層構造をもつ抽象化を動的に切り替えるからだ、
それらを記憶として保持しなければ、計算部分の構造は指数的に
複雑になり定義(作りえない)しえないってこと。
中間記憶ですら計算機の入出力構造であり、その速度を超えた計算が
存在しても実効にはあらわれない、Pentium4がそうだったように。