'73年秋期と言えば、「侍ジャイアンツ」と「空手バカ一代」もスタートしている。
オイルショックによる高度経済成長の終焉と、一転しての不況、そして「日本沈没」のヒットによる終末論が蔓延する中、
先行きの見えない世の中を「自らの力で切り開いて行く主人公」を描くスポ根路線が俄かに復活しているのもどこか象徴的。

まぁ「空手」の方は「燃えよドラゴン」のヒットに便乗したという側面の方が大きいが…