「地底超特急」の回では、何気に昭和40年頃の物価水準も見て取れる。
一平が喫茶店のような所でいなづま号の記事を読んでいるシーンで、目の前にいたウエイターが
つい一平のコーヒーに手を出して飲んでしまい、一平が文句を言う所。
奥にいる鬼瓦みたいな顔のマスターを指して「黙っててちょうだい」と懇願する彼に、
「その代わり、10円まけろよ」と一平が持ちかけると、「10円は酷い!…5円分くらいしか飲んでませんよ」と返している。

たった5円10円程度を「まけろ、まけない」でモメる辺り、今の貨幣価値からするとまさに隔世の感があるなぁw
何だかんだで「半世紀」という時の流れを嫌でも実感させられるやり取りだ。