現行作品に過去のウルトラマンが登場して共に戦うのは今や当たり前になっているが、帰ってきたウルトラマンには
「過去のウルトラマンが登場して新マンと共闘する」
というコンセプトがそもそもなかった
初代ウルトラマンやセブンのように、過去のウルトラとはいわば並行世界のような形で明確なリンクが除外されているのだ

ウルトラ兄弟という設定が学年誌で紹介されたのも新マン終盤になってからだ
このコンセプトが本格的に作品に反映されるにはウルトラマンAまで待たなくてはならなかった
だからベムスターの時のセブンもウルトラの星作戦の時のマンとセブンもあくまでも「夢のゲスト出演」的な扱いだったのだ
「新マンと同等な立場で過去のウルトラマンが現れて新マンと共闘してしまったら新マンの独立した世界観が崩壊してしまうし、それは一種の反則だ」
制作側はそんなふうに考えていたんじゃないのかな