あの当時では路線変更なしで最後までやるのは困難だったろうね。
後年の魔法組が学園ものとして続けられたのはおそらく同時期に何本もヒーロー番組をやっていて
一つぐらいイレギュラーな物があっても許されるような余裕があったからだろうが、
魔女先生の頃はまだ他にライダーしか無かったから。

結果的に2クールで終わったけど、第3クール以降の案も出されていて(クモンデスの登場に伴って登板した田口勝彦監督による)、
「新たな敵としてドルゲ一味の如き奇怪な地底人が登場、これに対抗して正夫達が『少年警備隊』を結成する」というもの。

つまり第2クールで主人公が変身、さらに幻となった次クールではいわゆる「ライダー隊」も登場と、シリーズが進むにつれて
どんどん「ライダー化」が顕著になって行ってる訳だ。
そこまでになるともはや「ライダーとどこが違うのか?」という感は否めないし、やはりアンドロ仮面までがこの作品のアイデンテティを
保てる限界だったと思う。