最終作(50作)では、マドンナ役に黒柳徹子を起用するはずだった、と山田洋次は語っている。

渥美清没後10年の命日を記念して掲載された、2006年8月4日の北日本新聞のコラム「天地人」によると、舞台は富山県が最有力候補で、ストーリーは「第49作で甥の結婚を見届けた寅次郎はテキ屋を引退、晩年は幼稚園の用務員になり、子供達と遊んでいるうちに死に、町の人が思い出のために地蔵を作る」というもの。

このことは1990年8月25日に放送された『クイズダービー』(第754回)の第7問(三択問題)で出題されており、遅くとも同年時点でこの構想があったことがわかる。