【「韓国軍による民間人虐殺を調査して」】ベトナム人被害者の訴えを韓国政府が拒否[09/26]
2019年9月25日、韓国・JTBCなどによると、ベトナム戦争当時の韓国軍による民間人虐殺の被害者と遺族103人が韓国政府に真相究明調査や賠償などを要求していた問題で、
韓国政府が最近、これを拒否する考えを伝えていたことが分かった。

被害者らは4月に訪韓し、ベトナム戦争当時に行われた韓国軍による民間人虐殺の真相究明調査、事実認定、謝罪、被害回復を求める内容の請願書を韓国大統領府に提出していた。

これに対し、韓国政府は今月9日に回答を発表。「韓国軍がベトナムで民間人を虐殺した」との疑惑に韓国政府が公式の立場を示したのは今回が初めてという。
回答書には「民間人虐殺に関する内容は確認されていない」「事実の有無を確認するには韓国とベトナムが共同で調査しなければならないが、そのための条件が整っていない」などと書かれていたという。

これについて韓国国防部の関係者は「当時の戦闘記録などを確認した結果、民間団体や請願者らの主張する内容は具体的に確認されていない」と説明した。

一方、韓国の「民主社会のための弁護士会」など複数の団体は「韓国軍の民間人虐殺の事実は米軍監察報告書などで確認されているため、韓国政府が調査に乗り出すべきだ」と主張しているという。

これに、韓国のネットユーザーからは「米軍の要請を受けての派兵だから米国が補償してあげればいい」「韓国大統領府ではなく米ホワイトハウスに行くべきだよ」など「米国に責任がある」と主張する声が寄せられている。

その他にも「民間人を装ったベトコンが韓国軍を殺したことについても調査しようよ」
「ベトナム政府が謝罪と賠償を拒否したんでしょ?」
「それならベトナム軍がカンボジアに行きカンボジア人を虐殺したことについては謝罪したのか?」など反論の声が続出している。

一方、一部のユーザーからは「いい機会だ。謝罪して日本とは違うところを見せようよ」「ベトナム政府を説得して被害者たちが望む通りにしてあげるべきでは?」との声も見られた。
2019年9月26日(木) 14時10分