倉本聰が高倉健のために書き下ろした脚本を『冬の華』の降旗康男が監督。
日本映画ならではの情緒と健さんならではのわびさびの美学が見事な融合した傑作。
八代亜紀の『舟唄』をバックに男と女が無言で交わすクライマックスは圧巻。
木村大作のシャープかつ情感あふれるキャメラ・ワークも絶品。
以後監督・降旗康男、撮影・木村大作、主演・高倉健のトリオによる作品が連打される