>>174
昔は、こういう立志伝物語が結構あったんだよ。「図々しい奴」とかね。
無学で貧乏な田舎育ちの少年が世間の荒波に揉まれながら、明るく元気に成長していく姿を丁寧に描いた作品。

「大番」は、證券会社の小間使を振り出しに、日本有数の相場師に成り上がった人物の痛快無比な4部作。
原節子は主人公が生涯憧れ続けた地元のマドンナ役。この構図は、のちの「拝啓天皇陛下様」とか「男はつらいよ」に通じるものがある。