>>853
シーンの長さ(カット割り)について:
一定時間の間のカット数が多くなると、1つあたりのシーンが短くなります。
映画では一般的に、時代が新しくなるにつれて1シーンあたりの長さ(平均)は短くなる傾向があります。
D. Bordwellは、著作「ハリウッドのやり方:現代の映画におけるストーリーとスタイル」(2006年)で、
1930-1960年の映画では1シーンは、平均4分以上の長さで、
1961年以後は、1.5-3分と述べています。
これは、最近の脚本の書き方、「1シーンは、脚本2、3枚を超えない」:
という手法によるものでもあります。
ここでは1枚=1分とラフに計算されます。
2時間の映画では、40-60シーンよりなる、というのはセオリーです。
(つづく)