>>13
>>6 についてはともかく、客観的には優作は所詮は「TVスター」でしかなかったのは
確かだよね。松田優作=映画スターとは、

●「そうありたいと願った」優作本人の願望
●70〜80年代の「斜陽」の日本映画ムラの希望を勝手に優作に託した「映画ムラ」
の住人たち・映画ジャーナリズム・一握りの日本映画オタが創り出した偶像

、、結局は虚像に過ぎない。

そしてこれは優作本人の資質の優劣の問題とはまた別に、そもそもが70〜80年代の
日本映画界にもはや「映画スター」を創り出せる土壌がほぼ無くなっていたのだから、
どう仕様もない。

優作の映画出演ってこれだけか、、⇒http://www.jmdb.ne.jp/person/p0187560.htm

実は映画出演作じたいはそんなに多くは無い。
もちろん角川作品(『人間の証明』『蘇える金狼』『野獣死すべし』『探偵物語』)や
『ブラックレイン』辺りは客が入ったでしょうが、普段の優作はあくまでTV出演がメイン
で(『太陽にほえろ』TV版『探偵物語』など)、 一般日本人の「松田優作」についての
記憶もあくまでそこがベースに作られている。

もちろん本人も「オレはただのTV俳優で終わる気はない」とそこは葛藤があっただろうが、
70〜80年代の斜陽の日本映画界の状況ではTVにも出ないとどうにもならなかった。

映画人たちが優作を語る場合、「オレたち日本の映画業界が不甲斐ないから優作を本当
の映画スターにしてあげられなかった」と男泣きする様な人間はたったの1人もいないね。

みな何処か尊大で「優作はTVでも人気だったのに敢えてオレたちの映画の方に来てくれた」
「ふん、TVなんか」みたいな感じ、、
実質十数年間の芸能人生の中で、TV仕事だけでも本当は大変なのに合間に映画にまで付き合って、、
優作はこういうプライドだけで自分たちを支えているクソ映画人どもに利用されて
「殺された」ようなもんだよ。