吉永小百合「多情交遊の履歴書」(4
 結婚後の吉永は「多情交遊」に磨きがかかる。前出・芸能ライターが回想する。

「同じ早稲田大学出身でラグビー日本代表の本城和彦(53)にご執心。清原和博(45)には私信を送っています。
吉永はもともと、熱狂的な巨人ファン。ところが、あの“空白の一日”の江川事件を境に嫌いになった。
同じく早稲田OBで西武グループ元オーナー・堤義明氏にスキーを教わるのをきっかけに、西武ファンへと転換。西武ドームで観戦したり始球式に登板したりもしました。
西武不動産からは、軽井沢の別荘を超格安で購入してもいる。
その西武に清原が入団したことで、応援するようになった。ワイルドなタイプが好きになったんでしょうか」

 こうした若いスポーツマンに入れ込むというのは、
「まだ彼女の中で燃えるもの‥‥肉欲があったのかもしれませんね。少年隊の東山紀之(46)の対談連載には、みずから望んで出演したと聞きます」(前出・芸能ライター)

 さらには「文化人キラー」の一面も。

「対談、インタビューなどで会うと、皆、小百合ちゃんにメロメロになった。筑紫哲也(故人)、加藤諦三(75・早大理工学部元教授)、和田誠(77)‥‥」(中平氏)

 そんな中、86年に吉永史上最初にして唯一の「スキャンダル」が発覚する。
当時41歳の吉永が、東映社長の御曹子の映画プロデューサー(当時)・岡田裕介氏と、岡田氏の自宅で密会。車に乗ったそのツーショットを写真誌「フォーカス」に撮られたのだった。
独身の岡田氏は、吉永主演の映画がクランクイン間近で、彼女に台本を読んでほしいと頼まれた、と釈明。吉永は自宅1階で待機し、自身は2階で台本を読んでいた、と。
「ご想像のような男女関係などとんでもない」と、不倫疑惑を全否定している。映画関係者が言う。

「2人の関係は東映社内でもかねてから噂にはなっていました。このスキャンダル報道後、小百合は『悔しい!』と漏らしています」

 これも多情で奔放な一面なのだろうか。