華麗なる女性関係…愛人は大物女優から秘書まで (夕刊フジ)
父親、康次郎氏が授けた帝王学では「友達はつくるな。信用するな」と説いたが、女性問題は例外だったようだ。
康次郎氏が女性に関しては、「愛人だらけで、康次郎の死後、会社に康次郎似の子供が次々とやってきて、
その処理には清二氏が当たっていた」(西武関係者)ほどだ。
堤前会長も康次郎氏の遺伝子をしっかりと受け継ぎ、コクド関係者は「大物女優から秘書まで盛んでした」と話す。
実際、昨年10月の有価証券報告書の虚偽記載問題を発表後、姿を消した堤前会長に影のように付き添っていたのは、
正妻や子供たちではなく、愛人歴25年のコクド元秘書(48)だとみられる。
この女性は、堤前会長の威光をかさにあらゆることに口出しすることから「コクドの女帝」と呼ばれ、周囲から恐れられた人物。
堤前会長から東京・世田谷にあるテニスコート付きの豪邸があてがわれていたが、
堤前会長の失脚で、コクドも辞め、一緒に姿を隠した。
堤前会長にはもう1人、女優の水野真紀似の30代のコクド秘書の愛人がいた。
入社3年目から堤氏が会社で入浴するときの手伝いをする係で、
さすがに会社でセックスはできないが、口で奉仕していたと週刊誌で告白。
その後、神奈川県・箱根で約10年間、愛人生活を送ったという。
その間、勤務実体のない秘書給料のほか、
10年間で6000万円の“お手当て”が支給されていたことなどを赤裸々に語った。
このほか、「荻窪第2夫人」と呼ばれる女性(56)の存在も週刊誌で暴露された。
この女性は銀座の超高級クラブの元ホステスで、堤前会長に見初められ、いまでは長男と2人の娘がいるという。
明らかになっているだけで、3人の愛人がいたが「女性に手を出した数は計り知れず」(西武関係者)ということだろう。
というもの、フィギュアスケートの元五輪選手でタレントの渡部絵美さんは週刊誌で、17歳のころ、キスを迫られたり、
体を触られたり、ベッドに押し倒されたり、堤容疑者から執拗(しつよう)なセクハラ行為を受けたと激白した。
実名の告白だけにインパクトは大きく、堤前会長の女性関係の一端が生々しく浮かび上がった。また、堤前会長はかつて、
大物女優をものにするため、後援会をわざわざ影でバックアップするなど、手の込んだ“ナンパ”法を編み出していたという。
特に女優の吉永小百合さん(59)との親密ぶりは有名で、
西武ドームや東伏見のアイスアリーナで一緒に観戦する姿が目撃され、
一部報道では軽井沢の別荘を格安で譲り受けたという。
西武関係者は「堤前会長の愛人たちを見ていると、兄の清二氏の好みと似ている。2人とも色白のぽっちゃりタイプだが、
一流の女性を好む」と解説する。経済評論家の1人は「友達をつくらない堤前会長の唯一の心の安らぎが女性関係」というが、
会社の研修寮という名目で愛人に住まいを与えるなど、公私混同ぶりは驚くばかり。
愛人の“お手当て”の出所が堤前会長個人でなく、会社だったり、
住まわせている住宅にかかる費用も会社が出したりしているとすれば、特別背任罪に問われる可能性がある。
堤前会長は報道されている女性関係について、「事実無根」と完全否定している。
だが、華麗な女性遍歴は今後、司直の関心の的になりそうだ。