>>29
家出人捜索ドキュメンタリーってのはTVのバラエティ番組でも珍しくないけど、「人間蒸発」はちゃんとATG映画になっている。
クライマックスからエンディングまでの怒涛の展開は鳥肌モノ。

そういや、ATG映画のドキュメンタリーは他にも何本かあるけど、他の作品はみな封印されてるな。
「ねむの木の詩」は、3年前にやっとDVD化されたようだ。
http://www.jvcmusic.co.jp/-/Discography/A000450/VIZF-5012.html
これも又、ちゃんとATGらしい内容だった。

「記録という固さを感じない。脚色という劇的も感じない。ただあるのは見つめ抱きしめる生きた本物の暖かさ。
涙があふれて、しかも時に笑ってしまう。“砂丘登り”は絵のように美しく詩のように美しく、しかも胸にくいこんでくる痛ましさだった」
この淀川長治のコメントは、短いながらも見事な評論になっている。