70年代の大作から多くなった企業タイアップ。
関係企業が事前に前売券大量購入する訳だが、この映画ではJAL協賛ということで
時代設定が現代(といっても既に40年前だが)、主人公のショーケンがJALの
整備士という役柄で、日本航空のジャンボ旅客機が無駄に映っているシーンが長い。
「人間の証明」における山本寛斎タイアップのファッションショーの異様な長さに
比べたら可愛いものだが、こうした無駄な場面が作品全体の印象を散漫なものにして
いるのは否まない気ガス。