溝口健二監督 part.5 [転載禁止]©2ch.net
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2015/3/11 8:16現在(単位:円)
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▼ - 0.74 ( - 0.608% ) 溝口作品はもちろん宮川カメラマンの功績も大きいけど、撮影が宮川一夫じゃない「雪夫人絵図」とかも見事に溝口作品の画になってるということは。
やはり偉いのは溝口監督であると。
まあでも宮川一夫さんも相当偉大だと思う。 絵コンテの書き込みハンパなかったらしいから、
そこいらでカメラマンに伝えるのがうまかったのかな 溝口の絵コンテか。
そういえば見たことないな。
溝口がらみの資料って、どこかまとめて管理してるところないのかな。
日本は人柄で業績を判断しすぎるよね。
どんな鬼畜の産物でも、芸術的価値のたかいもんは税金で守ってほしい。 監督の絵コンテ、どっかWEB上のちっこい写真で見ただけだなあ
繊細で丁寧な絵だった記憶があるわ
黒澤さんなんかの粗雑な(失礼)なのとは大違い
そういえば溝口健二資料館って無いね
日本は文化・芸術作品の保存も評価もいい加減なところがあるね 溝口監督は現場で芝居作ってからカット作るからコンテ書かないんじゃないの?
役者が動きに慣れると何時間もリハーサルしたシーンでも全部直させたっていうし。
ただチェックは異様に厳しかったみたいだね。たとえば衣装の結びかた一つでも。 じゃあわたしが見たのは何だったのかな
単なる舞台セットの図かな
気長に探して、見つけたら貼ります もしかしたら美術の水谷浩さんの舞台装置用の設計図かもしれませんね。
自分もそれ見たことあります。西鶴かなんかの、すごいパースの整った図面。 宮川一夫、三木稔、杉山公平はもちろんのこと、
一作品でしか組んでない玉井正夫や小原譲治も名カメラマンとして有名な人達だけど、
西鶴の撮影担当した平野好美なんかは他ではあんまり名前聞かないよね >>10
同じもののような気がします
ぼちぼち探してますが、どこで見たんだろう 宮川、水谷、早坂が全員揃った作品って実はお遊さまと近松物語と新平家物語の3本だけらしいね
甲斐庄も参加してるとなるとお遊さまだけ
後期溝口映画フルメンバーで作った唯一の作品が地味なお遊さまとは何だかな お悠さまのときの絹代ちゃんがもう少し若かったら
評価も変わっていたのか・・・ 甲斐庄楠音さんは重要人物だったみたいだね。
甲斐庄楠音さんの紹介で溝口組の助監督をやっていたお爺さまに直接お話聞いた事がある。
家に住み込んで弟子もやってた方で、ガチで本気で溝口監督を尊敬していて、新藤兼人にご立腹なされてた。
あのドキュメンタリーにはかなり新藤監督の創作が入っていると。 この人、忘れ去られた巨匠だよね。
もはや今の時代じゃヲタ以外で知ってる人はいない。 「お遊さま」は元々は回想形式で描くはずだったのに、川口松太郎に反発されて仕方なしに時系列順の物語にしたんだって 回想形式にしてたらもう少し面白くなってたんだろうか
想像がつかないなあ 宮川がいない溝口ってイマイチだと思うんですが。
西鶴一代女は評価されてるほど個人的には面白いとは思わない。 好みは人それぞれだからね
思うのは自由よ
個人的になら戦前の三木滋人との仕事は宮川一夫との仕事と全く遜色ないと思う 「人生を凌駕する映画が存在する」
1964年、当時兵役についていたビクトル・エリセ監督は、束の間の自由時間に、門限を気にしながら映画館に通っていたそうです。ある時、溝口健二監督の『山椒大夫』の上映がありました。
この映画を最後まで観てしまうと門限に遅れてしまうため、時間になったら途中で帰ろう、走って帰ればいいやと思って映画を観始めたそうです。
しかし、この映画に魅せられたエリセ監督は、途中退席することなく、最後まで映画を観て、そしてその感動を噛み締めながらゆっくりと歩いて帰舎したそうです。
門限に遅れた事で罰を与えられ、ジャガイモの皮を一晩中むかされたそうですが、とても幸せな気持ちだったと言い、「人生を凌駕する映画が存在する」と実感したのだそうです。 長文ウザい
だいたいこんな奴に限ってまともな文章書けない 長文だけど、読みやすいじゃん
コピペかもしれないけど いやいやこんなんは長文って言わんと思う
自分の思う長文はこの4〜5倍 >>29
新しい映画ばっかりやるのね
最近の映画は全然見ないからなあ・・・
DVDなんかも最近安くなったからいろいろ買ったりしてるけど
過去の名画も全部網羅できないまま一生が終わりそうだ >>29
こうやってみると安藤サクラって今の映画界において重要なんだね 安藤サクラと満島ひかりがいなかったら今の映画界なんてないのといっしょだよ ↑昔の映画しか観ていないお爺ちゃんは今の映画界を知らないだけだよ
いじめちゃダメだよ 溝口スレの住民にとっては、最近の映画なんて
映画の名に値しない!的なスタンスなのかと思ってた アナ雪見たら溝口&宮川ばりのワンシーンワンカットがあったりするんだけど。
長回し的にはディズニーアニメとかの3DCGって溝口的世界を再現するには適しているかもしれない。3D空間の中で自由にカメラが配置出来るから。
ただし芝居の集中を切らしたくないから、という長回しの根本の部分が欠落してしまうけど。 ↑んなわけないだろ
ちゃんと溝口映画を観てから書き込みしろボケ 微妙な女性に対する微妙な誉めかたとしては
高橋ひとみ似が挙げられる。 微妙な演出家に対する微妙な誉めかたとしては
溝口似が挙げられる。 前スレにあったBFI2002の監督ベスト10な黒澤と小津になっちゃうね
俺は成瀬が好きだけど
1. Orson Welles
2. Alfred Hitchcock
3. Jean-Luc Godard
4. Jean Renoir
5. Stanley Kubrick
6. Akira Kurosawa
7. Federico Fellini
8. John Ford
9. Sergei Eisenstein
10. Francis Ford Coppola
10. Yasujiro Ozu 黒澤も小津もすごいが、
後世に与えた影響力なら溝口 Orson Welles が世界最高の監督と言われても、笑うしかない。
Orson Wellesより溝口だよ。 溝口もいいし、市川崑や川島雄三や岡本喜八も好きだね
別に誰が偉いとかないな
ヒッチコックも好きだしワイルダーも好きだ だよな
溝口は十人並みの良い監督だよ
ただベストワンではない 好みでしょう
好きな人にとっては溝口絶対神みたいな
何にしても、戦前のフィルムの多くが残ってないのが本当に
残念だわ 全部そろってたら評価も変わるだろうに
日本橋が見たい 戦前の作品が残っていたら評価が下がっているかもしれないね 浪華悲歌、祇園の姉妹、残菊物語、西鶴一代女、雨月物語、祇園囃子、山椒大夫、近松物語、赤線地帯
以外は屁にも糞にもならない駄作と思っていいんですよね
これら以外で必見の作品ある? むしろ生涯で90本ぐらい撮りつつその殆どが傑作だったという監督は過去にいたのかって話 90本はないけど、黒澤小津はほとんどの作品が傑作佳作だね
駄作と言われるのものでも賛否両論だったりする
溝口の場合はそれはない
駄作は駄作 黒澤も傑作は10本もないでしょ
小津は興味ない人はホントに興味ないし(俺がそうだけど) 日本映画をもっと見よう
渋谷実、内田吐夢、日本映画を見て世界を見よう ヴィスコンティやフェリーニなんかと比べると溝口はかなりレベルが下だね
黒澤や小津なら同じレベルだと思うけど
溝口はロッセリーニみたいな存在だろうね 黒澤さん、自分には面白さがわからないな
天国と地獄を見たけど、作りが雑だった
室内で家族や刑事がうろたえてるところとか下手な演劇みたいだったし
(仲代達也だけは上手かった)
羅生門は同じようなシーンばっかりで退屈だった
蜘蛛の巣城に至っては、この監督は女が好きじゃないのかなと感じた
小津さんも同じような話ばかりで飽きるんだよね
浮草(カラーの方)と、東京物語の島のシーンはよかった
やっぱ映画も外に出さないと閉塞感がキツイ
小津さんの緻密さと黒澤さんの大胆粗雑さを足して2で割ればうまくいきそう 溝口さんも退屈な映画だよね
それに比べると成瀬さんは面白い
木下さんもいいとこあるけど、溝口さんと同じくダメな映画が多すぎる
内田さんや渋谷さんは論外 いい映画で評価すればいいんじゃないの?
駄作が何本あろうが関係ない。
どんな高みまでその作品が行ってるかが重要。西鶴にしても祇園の姉妹にしても追い詰め方が尋常じゃない。
黒沢に関して言えば、あれはエンタメだからねw エンタメより芸術性を求めると黒沢の場合コケル。
赤ひげ以降がその顕著な例。
小津は、稲垣監督が言ってるように「たくさん映画を撮っているがひとつのことしかやっていない。こう言う人は貴重だ」
この言葉通りだと思う。 >>72
いい映画とはなんぞや
追い詰めて尋常でないから、それは説得力ある一つの意見だ
溝口映画そのものの言及が少ないの残念
小津や黒澤がどうのこうの言うまえに溝口みよう
残菊物語の花柳章太郎がスイカを切るシーン
溝口ならではの名シーンだと思う 結局溝口なんて小津黒澤を語る時の供え物みたいなもんだよね >>73
スイカもいいけど、それより前の章太郎が料理屋で遊んで
芸者のケンカに巻き込まれてくさくさして帰ってくると
途中で赤子を背負ったお徳が登場するでしょ、あのシーンが
大好きだな お徳の与えるやすらぎ感がハンパないんだ
これならお徳に惹かれても当然だと思う。すごい説得力だよ 名シーンは西鶴の田中絹代
人生の変転を経て、夜鷹にまで落ちぶれた一人の女が羅漢を前にして失神する前に見せるあの表情。
人生の喜びや苦しみを凝結したあの感極まった表情。
ここまで問い詰められる監督は溝口をおいて他にいない。
化け猫の振りで客を驚かせ、「おおきに」と金をもらっていく場面も秀逸。 山椒大夫はじめ、残酷な映画が多いけど、どこかおとぎ話風なので、
少し緩和されてて、単純にお話として面白く観れるね
でも個人的には何度も観たいと思わすものはないな 俺も同意
小津成瀬は何回見ても飽きないが、溝口黒澤は触手がのびない そうなの いろいろだね
溝口さん成瀬さんはリピート有だけど
黒澤さん小津さんはムリ というか最後まで観れなかったりもする 黒澤は無理してる感が痛々しくてみてらんない、本人も辛かったとおもうよ 山中貞雄の映画は何回みてもいいよ
戦前じゃナンバーワンだね 山中は惜しい人材だった
人情紙風船は優れた作品だし、むしろその後の可能性を感じさせてくれる
溝口を超えていたかもな
人情紙風船で終わりでは残念と言うほかない 人生を全うした黒沢でさえ溝口を超えていないのに、
3本しか映画を残していない監督に、そんなに妄想を広げてもね。 >>83
山中自身が人情紙風船が最後では寂し過ぎると言ってるのにね
山中は自分で可能性を絶ったわけじゃない
溝口も病気にならなきゃ、もっと可能性あったさ
長谷川和彦みたいなやつこそ可能性絶ってる
それが妄想だ 黒澤の作品って、たがの緩んだところ意味不明なところ無駄と思われるところがあって、それでもなおかつ面白いと言う記憶があって、ついつい二度三度と見てしまう。
それに較べると、溝口の、特に晩年の4作品は芸術として完成されすぎていて突っ込みどころがなく、観客を黙らせてしまうような力がある。 山中さんは百万両の壺がいいね
あのコメディの才能は天才的
ビリーワイルダーあたりの人情コメディみたいな上質さ
本当に惜しい人を無くしたね
ああいう上品なコミカルさは溝口さんには出せなかったな
というか他のどんな監督にもムリだろう
大阪物語を撮っていたら、溝口さんもそれまでの路線から転身できたんだろうか
まあ、長く生きてて映画を撮り続けてる黒澤さんは幸せだよね 黒澤明はヒューマンの強調が強くて、
たまに説明的に説教臭くなって間延びするのが惜しいな
溝口は美術を凝らし、教訓を描いてる気がする
どちらも観終わるとそこで完結という感じ
小津、成瀬は話はたわいもない作品が多いがw
独自の切り口で事象を淡々と重ねてて、そこに奥行きを感じる 黒澤にしても溝口にしてももはや時代遅れなんだよな
今の時代にはあわない 長く生きてて映画を撮るのが幸せだったのは小津だろうな
だって好きな題材しか撮ってないじゃん
そんな彼も60で死んでしまったが
溝口や黒澤は映画を撮ってるのが苦痛だったと思うよ
溝口は早く死んで良かった
もし黒澤みたいに長生きしてると駄作監督の汚名がついていたかもだな
クリエイターには向かないタイプ 世界評価は黒澤より小津の方が高くなって来てる気がするな
4番目の巨匠と言われてた成瀬はすでに三巨頭に並ぶ感じ
木下は戒め的な話が多いけど、野菊の楕円や笛吹川の色付けなど、
余計な事をしなかった方が、評価は上がっただろうね >>76
自分もまったく同じ場面が強く印象に残っていますね 木下は傑作佳作駄作とかいう話じゃなくて、好みか好みじゃないかという話
悪いけど良い作品多いがカラダにあわない
それだけの存在だよ アメリカじゃ黒澤でしょ
今の大御所であるスピルバーグ、ルーカス、コッポラ、スコセッシ、イーストウッド、タランティーノらは鎌倉に足を向けて寝れないよ
ヨーロッパやアジアじゃ小津が黒澤よりも評価上がってきてるね
成瀬も溝口あたりは抜き去る勢いだ
それでもまだ黒澤には勝てない カルメン純情すは私も大好きだな
木下作品の中でいちばん好きかもしれない(まだ全部見たわけではないが)
コミカルなんだが重い要素もさりげなく混ぜてるし
オルガンに合わせて子供達が踊るシーンには不思議なシュールさがあるね
アングラ映画を見てるような気さえする
木下映画は、常に弱者目線なんだな
本人がオネエだったせいもあるだろうが
そこいらが、感覚的に合わない人もいるのは納得できる
でも、社会的弱者が予定調和の映画をちょっと乱すところに、
私は何とも言えない現代性を感じる 面白い監督だと思う 純情す
は日本語としておかしい。
欲情す
ならわかる。 木下の肩を持った言い方をすると、プロの監督さん(日本)は黒澤より木下を評価する人が多い。
テネシーウイリアムズのような、日本映画にしては珍しい毒のある、非常に繊細な作品を残している。
普通の人間が普通の人間に対して抱く毒ね。
黒沢作品の場合は、世の中、善人と悪人しかいないからねw エンタメの場合、このわかりやすい単純さが受ける理由でもあるが、
このエンタメしか興味ない人は、溝口のすごさは永遠にわからない。 黒澤はフライシャー、ドン・シーゲルに成れなかった不幸、なむさん!。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています