奥さん死去→葬儀→火葬→骨壷に入る
主人公の健さんは骨壷に入った奥さんと一緒に旅に出る
要するに「故郷の海に骨を撒いてくれ」というのは
「最後にあなたと一緒に旅がしたいの」という意味です
キャンピングカーに骨壷を積んで一緒に旅をします
道中いろいろあります、映画ですから。
そしてゴールにたどり着きます
健さんはニブイ男、不器用な男という設定なので
なんで妻が散骨してくれとか手紙を取りに行ってくれとか言ったのか分からないわけです
でも最後はちゃんと分かったんですね
理解したわけです
最後の旅行を遂げたわけです

旅の途中で健さんが骨壷をトントンと叩いて
「おまえ、トラックの揺れは辛くないですか」とかやってしまうと
種明かしになってしまうのでそれはやりません
骨壷がなるべく画面に映らないような構成になっています
物語は秘密裏に進行します