俊藤がこの路線を嫌っているんだよな。
オールスター大作の『修羅の群れ』と『最期の博徒』は
モデルの人選や映画の語り口、底流に流れる思想等
実録路線の面白さを真っ向から否定している。
その後、ビデオ映画でヤクザ関連作品が膨大に作られるけれど
『仁義なき戦い』よりも『修羅の群れ』の影響のほうが強くなる。
それはヤクザ映画衰退への道だったね。