初見

感動する、泣けると聞いてたけど…
これ、泣ける映画か?むしろ自嘲の意味を込めた笑いが出て来る映画だと思ったが
誰もが分かっていても大見得きって言えない、言っても実行出来ない
死に直面した人間だけが到達出来る領域
そんな空しさ溢れる映画で全然感動出来なかった

それに、渡辺の「生きる」ってことが結局仕事に行き着いたのも疑問
あれだけ光男連呼してたのに
結局誰にも分かってもらえず仕事しかやることがない
挙げ句一人で公園でポックリとか
息子や同僚じゃなくてオバハン達の方が悲しんでたりとか
通夜の皆が奮起するシーンとかどう見てもコメディだし
とにかく全編皮肉としか思えない

これどうなんだ?俺がおかしいのか
考えさせられるタイプの映画だとは思うが
泣けるってのはなんか頑張って生きて死んだ!ってイメージしか見えてないように思える
そんな安っぽい映画じゃないだろこれ
俺はむしろ志村のとり憑かれたように仕事をこなす姿が怖かったわ