【新東宝】東海道四谷怪談【天知茂の】
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新年早々難だが立ててみる。
最高峰の四谷怪談はこれだろ。 DVD観たけどなんか面白くなかった。
画質がいまいちというか昔の映画特有のおどろおどろしさがない。 >>4
おどろおどろしさというか
この映画の長点は幻想美ってやつじゃないかな。
中川信夫の映画って大体こんなもんだよ。 伊右衛門がお岩の菩提を弔うために籠もるお堂。
数珠が蛇に変わり、床が傾いてずぶずぶと血の池に沈んでいく。
あのどぎつい色彩!恐怖! ホームドラマチャンネルの「江戸の牙」観てて、天知茂が江見俊太郎を
たたッ斬るシーンでこの映画のことを思い出したw むかし(1970年代後半)友人にさそわれて京橋のフィルムセンターでみたなー。
あの当時でもクライマックスで観客の大半が笑ってたなー。 たまに古い映画で笑いが起こるけど
その主な原因って何。
そんなに笑わないほうなので。自分の感覚がおかしいのかな。
それとも、どんな古い映画でも笑える人なのかな。
そのへん、気にしないと、映画つくれなくなっちゃうよね。 東海道←あずまかいどうって読むとは知りませんでした。
東 海 道 四 谷 怪 談
ttp://office-yurika.web.infoseek.co.jp/toho/toho-14.htm
( ttp://office-yurika.web.infoseek.co.jp/toho/toho-top.htm )
この他の四谷怪談映画を御存知の方… いらっしゃいますか ? 10年前に初めて見たときはものすごい名作だと思った
最近見直したらそれほどでもないなと感じた
カメラの性能とフイルムの質が低いせいで
画面が汚くて暗いのが残念
もっともあんまり画面が綺麗になると
セットやメイクや特撮のセコさが目立ってしまうわけだけど 花火大会の夜、一晩に六人が死んでる
・お岩
・宅悦
・小沢宇三郎
・お梅
・お槇
・伊藤喜兵衛
横溝正史が小説にして市川崑が映画化したらどうなったろうw やっと念願の「地獄」を観る事ができた
内容はアレだけどすごいとしか言いようがない
ダリオ・アルジェントの「サスペリア」も
強烈な色彩を上手く使って高い評価を受けたけど
それより17年も前にこれだけの映画が作られていたことは驚異的
沼田曜一さんの怪演がスゴイ
三ツ矢歌子さんが可愛い キャスティングの勝利。
若杉、天知については皆絶賛しているけど、
現代劇風の直助を演じた江見も巧い。
あと、与茂七に中村竜三郎を配して
伝統的な時代劇俳優の味で演じさせたのも面白い。
相手に対する依存心が根深いわりには、絶対的忠誠心を守らずにすぐ背信するし。ある意味で人間として屑だったから成ってしまったのではなかろうかな? 僕は24歳だけど先月の新文芸座のオールナイトで見ました。
それ以来、天知茂ファンになりました 中村竜三郎は新東宝の時代劇で活躍したけど
歌舞伎の出身なの?違うよね たしかこの映画には若い頃の
池内淳子も出てたでしょ? >>37
確か、お梅さんでしたかね?あっさり殺されちゃう花嫁さん。
そうか、あのクライマックスで今時の人は笑うのか!
特撮がせこいとか目まぐるしいカット割やオーバーな音響効果に
慣らされた感覚では昔の映画はかったるいのかね?
戸板返しやズームバックする仏壇、真っ赤な蚊帳など斬新な
ギミックもあって結構面白かったという記憶があるんだけど・・・
この映画は去年都内の名画座でオールナイトでみたな。
結構面白かった。天知茂もかっこよかったし
若杉さんや北沢さんの生年月日知りたくて検索しましたが出てきませんでした
ご存知の方いますかね
『天知茂祭INDOOR LIVE2008』開催要項
【日時】
2008年6月29日(日)16:45開場 17:00開始
【場所】
プリズン東京(JR総武線・東中野駅下車徒歩30秒)
http://www.prison-tokyo.net/
【チケット】
1,500円(ドリンク別)
【出演】
1. 69ERS (バンド)
2. あまりか (ソロ)
3. 門松としお (コント)
4. ジョージ・アツーシ (ソロ)
5. 荼吉尼〜DAKINI〜 (バンド)
6. CRすぎのこ (バンド)
7. SHOW−KEN (ソロ)
8. ヨーヘイ・シャナロック14世 (ソロ)
9. かにクラブ (バンド)
天国の天知茂さんに向かってダンディーなパフォーマンスをする祭です。
興味がある天知茂ファンの皆様。気軽に遊びに来て下さいませませ。
四谷怪談は色彩がすばらしいと思った
夏の暑い深夜に見るべき映画だと思った
DVDでレンタルされてねえかなあ・・・ 8月の放送予定が掲載されてた
http://www.nhk.or.jp/bs/genre/movie_7later.html
衛星映画劇場 東海道四谷怪談 1959年・日本
8月7日(木) 午前0:40〜1:57(6日深夜)
キタ━━━━(Д゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━━━━━!!!
この映画を実況できる日が来るなんて夢のようだ >>40
北沢典子は昭和13年3月15日生まれで、新東宝倒産後は東映に移籍、
東映在籍中に大洋ホエールズの近藤昭仁選手と結婚して芸能界から引退
した。
若杉嘉津子は昭和23年に大映の「夜のプラットホーム」で映画デビュー、
デビュー時の芸名は若杉須美子。生年月日は不明。新東宝倒産後はピンク
映画に出演していたようである。
>>44
見たい!!
だが親父が寝てる部屋にしかCATVがない!!
ムリだ!!
天知茂の地獄また見たい・・・
どこかで上映しないかな 今晩、BS2で放送するけど時間が遅すぎる、朝鮮ドラマなんか放送しなくていいから
その時間帯にやってほしい。 時間もあって中盤までは半分冥界に行きながら見てたけど、
お岩を殺してから突然面白くなった。幽霊が出るときの演出がよかった。
ところで、お岩はともかく蛇が出てきたのは、滝に落とした時に蛇を見たから
罪悪感と一緒に心に刻みつけられてたってことでいいんだよね?
というか他の人には見えないってことは日本幽霊は罪悪感なんだよね? >>50
>>というか他の人には見えないってことは日本幽霊は罪悪感なんだよね?
お袖と与茂七が再会するとこを見落としてるね。 ごめん てっきり一人で納得してた
でも蛇はそういうことでおk? >>52
そういうことでOKと思います。
蛇はお岩さんの怨念、および運命の象徴。分身でもある。
イコール伊右衛門の罪の意識を責め立て、煽り立てる小道具。
本作にも「わたしは巳年の生まれ」っていうお岩さんの台詞がありますよね。
(南北の原作や歌舞伎舞台ではお岩さんは子年生まれの設定で、蛇じゃなくてネズミが出てくる)
中川演出は、>>50さんの近代的解釈にも、原作の因果応報的世界観にも巧みにまたがっている。
怪談映画のビジュアルとしては、ネズミ→蛇に変更して正解ですよね。
子供時代に観た時は怖かったけど、大人になってから見直すと全然
怖くなかった。
テレビの『恐怖のミイラ』しかり、東宝映画『マタンゴ』またしかり。 怪談映画に登場する、蛇を象徴的に解釈するのは御勝手だが、
元々、大蔵貢は蛇が好きで大切にしていたみたいよ。以前に
蛇の夢を見て好いことがあったらしく、ヒット祈願らしいね。
撮影所裏の湿地帯から連れて来て、演技?が終わるとお神酒
を呑ませてやって放していたらしい。あの人の映画にはよく
蛇が出てくるよ。殺す事は絶対無かったと言われているね。
率直な感想:
お岩さんより、悪い意味で人間的過ぎる天知の方が怖い。
お岩を斬れぬとか言いながらしっかり一服持ってるし。中途半端な良心
というか妙に煮え切らぬ人間性があるから余計ムカつくw
それにしても無駄の無い、スピーディーな展開がいい。セットもセット
そのものなんだけど味が出てると思う。
あと腕を切られて間男にされちまった大友純カワイソス
天知茂、江見俊太郎、大友純
こういう感じの性格俳優メインの配役、今はできないよね 天知茂か長谷川一夫か、どちらの「四谷怪談」に軍配があがるだろう?
理由も教えてくれぬか。 >>61
どちらも最後に救いがあるね。
天知版は、岩が慈母観音になって昇天していく。
長谷川版は、息絶えた伊衛門にそっと羽織がかかる。
2つとも、岩のやさしさが分る名場面だと思う。
優劣を論じなくてすまぬが。 追記
上の両映画とも、岩を演じた女優は今だ健在だ。
若杉さんは時折、中川監督作品上映会などにゲスト登壇するし、
中田さんは、熱海でジャズ教室を主宰していると聞く。嬉しいね。 長谷川版の伊右衛門って
そんなに悪いヤツじゃなかったような記憶があるんだが。
天知版は岩を戸板に打ち付ける際の形相がトラウマになっているので
僕は天知版に1票。 長谷川一夫だから、悪者には仕立てられないね。
同時期の新東宝版では最初、伊衛門役は嵐寛の予定だったが、
その配役でやっていたらどうなっていたかな?
鞍馬天狗みたいに、ふんどし見せたのかもしれない。
そうだね昔のスターはヨゴレ役一切やらなかったらしいからね お岩が化けて出て来ても平然としている佐藤慶の伊右衛門には困ったものだ。
伊右衛門が怖がっていないのに、お客に怖がれというのは無理だよなぁ。 客はお岩じゃなく佐藤慶の伊右衛門が怖いよ。
DV夫の雰囲気だもん。 色悪の伊右衛門も佐藤慶がやると単なる悪になっちまうしなぁ 伊右衛門:内野聖陽、お岩:一路真輝、宅悦:六平直政、直助:本田博太郎
でリメイクしてくれ。
長谷川一夫の伊右衛門は完全なミスキャスト。 ごく初歩的な質問なのだが、なんで四谷なのに東海道なの? >>72
東海道五十三次の人気にあやかった。また、南北の時代には実在の地名や人名は使えない制約があった為、東海道には四谷が存在しない為、東海道と名付け、処罰をかわす狙いも有った。という話が手持ちの本に載ってあった。 原本の浅草観音も砂村隠亡堀も深川三角屋敷も、実在の地名ですがな。
雑司が谷四谷のみ、四谷左門町の田宮家をはばかって変えたみたいだけど
ついでに言うと、「直助権兵衛」も南北の時代から100年前に実在した主殺しの犯人。
名前だけ借りたんだね 四谷は甲州街道なのに東海道と付けたのは、
面妖さを出す為との説を聞いた事は有るが、
しかし何のことはない。
赤穂の浪人が江戸に出て、四谷で事件を起したからだよ。 忠臣蔵と四谷怪談を交互に上演するのは、忠義の志士と不埒な浪人の対比を見せる演出。そして、東海道は「あずまかいどう」と読むと聞いた。 長谷川版は高松英郎演じる直助が一番怖かった
とくに小平を手桶で叩き殺すところ
天知の東海道四谷怪談レンタルビデオ屋ででてないな・・・
買うしかないか・・・ >>78
宅配DVDレンタルなら DMM、ディスカス、ぽすれん どこもあるがな
オレは中川信夫のは6本ほど借りた 1月31日から東京・シネマート六本木などで開催される
「新東宝大全集〜60年60日60作品+α〜」で上映…
宇津井健の「スーパージャイアンツ」なんてのも上映するらしい
東京が羨ましいわ
ただ…なかには“デジタル上映”される作品も
“デジタル”ってことは、ビデオ(プロジェクター)上映ってことですかね?
だとしたら、別に見たくないけど
やっぱり、映画は“フィルム上映”じゃないと見る気はしない
中川版゛四谷怪談゛貧しい新東宝作品らしくセットの飾り変えで間に合わせている
シーンが多い。原作と同じに直助の切腹まで撮って近親相姦までやると凄いのにね。 最近になってやっと見た。
それで二、三、思ったこと。
伊右衛門は伊藤家のお梅や父親を
お岩や宅悦の亡霊と思い斬ってしまったその後、
のんきに釣りなどしていたが、嫁一家を斬ってしまって召し捕られることがなかったのはなぜ?
宅悦って按摩なのに目が見えてるのはなぜ?
座頭市みたいに按摩って目が見えない人の職だと思ってたよ。
あと、伊右衛門の髪形コロコロ変わりすぎ。
新東宝版東海道四谷怪談、今年の夏にでも地上波で放送すべきだ
こんど新文芸座のオールナイトで新東宝版東海道四谷怪談他3本
四谷怪談4本立てを上映するそうだよ >>82
江戸時代にも目の見えた按摩もいた。
が、宅悦は小平を下男として紹介したり、宿屋をとりしきったりと
いろいろと職業をもつ。
深川の埋立地・千田新田の東の外れが隠亡掘。
隠亡は火葬場があったからの俗称で、
それを生業とする人の身分は最下層。
あの辺はスラム、歓楽街なんかじゃないから。
江戸で食いつぶした人があつまるとこ。
ものがたり一応の理屈な。 >>87
宅悦に限って言えば豊田四郎版の方(三島雅夫だったっけ?)の方が、
バックグラウンドをちゃんとわかりやすいように作っていたね。
一種の口入屋っていうの?今で言えば個人経営のハロワみたいなもんかな? そうなんだよな今日NHKでやるの見たいんだけど、深夜零時30分なんて無理。
せめて夜8時からやってほしい。 25年ぐらい前にテレ東で土曜の夕方にやった事あったね
新文芸座オールナイト見てきた。2回目だったけど、画面に釘付けだった。
最高でした この映画って奇跡のように出来がいいよな。
同時期の中川の「女吸血鬼」とか同じ監督か?と思うくらいチープだ。
同年に金をかけて大映で作られた長谷川一夫版「四谷怪談」より
低予算のこの天知茂の新東宝版「東海道四谷怪談」のほうがよっぽど出来が良いから驚き。
中川のカメラワークや人物描写と、新東宝のおどろおどろしさが上手く調和した奇跡だねこりゃ。
天知茂なんかも伊右衛門はこの人しかいないとさえ思えてくる。
あと、女性がしっかりと時代劇の女性を演じれるのは今じゃもう無理なので
永遠に四谷怪談のベストワークはこの中川信夫の「東海道四谷怪談」なんだろうな、と思う。 夏の真夜中に扇風機の微風に当りながら観ると無茶苦茶雰囲気あるよねこれ。 家で見れるなんて良い環境ですね
レンタルDVDで出ていないかなあ・・・ 伊右衛門の役は、始めはアラカン、次に丹波哲郎だったわけだが、
丹波さんのを看てみたかった。後の役柄が替わっていたかも。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています