しかし、有名な杉村春子と原節子の場面はいいなあ。
あれだけで、この作品は忘れられないものになった。
翌日、原節子が電車のホームで相手と会うんだけど、ぜんぜん普通の
なにごともなかったような、挨拶だけ。
これについては、たくさんの人が絶賛しているから、いまさらぼくが
言っても、なにを決まりきったことを言うんだ、なんて文句がでるのは覚悟の上だけど
「麦秋」をまだ見ていない人には、とにかく見てください、としかいえない。