三船・佐分利対立の構図で橋渡しの役が重要になったのと
東宝重鎮・三船 松竹重鎮・佐分利 東映重鎮千恵蔵の
三大大御所出演も売りにしたかったんだろう・・
後中島監督が御大出演を熱望したのも大きい。

中島監督の著書にあるが三人の初顔合わせの時、
佐分利が御大に近つき「佐分利でございます」と
御大に一礼。御大は佐分利に「おー」と一言。
三船は監督に椅子を用意して「監督どうぞ・・」
と二人には近寄らなかった・・
三人の序列が千恵蔵>佐分利>三船だった。
昔の映画界は先輩・後輩が歴然だった。