「正直云って当時はね、僕がやめる時は梶君にもやめて欲しかった、
という思いはありましたよ。でも、僕は『さそり』3作で完結したと思っていても、
彼女自身はまだ完結しきっていない、モヤモヤしたものがあったのかも知れません。
鬼のように片腕を切ったり、墓場で手錠を切ったりという役は、
彼女にすればショッキングで、このまま行けば伊藤は私を何処へ連れて行くのだろう?(笑)
という思いがあったと思いますよ」