0033この子の名無しのお祝いに
2005/12/08(木) 17:49:30ID:fWqoSKQU加納「はい」
坂田「あいつに怒られたよ。どうして早く、ミナケンやタケや若いもんを集めて、お前 に組を持たせねえんだって。どうだ?一家を張ってみる気はあるか?」
加納「親父さん、実は・・・」
坂田「足を洗おうかと思ってんだろ?」
加納「はい」
坂田「チャンスかもしれねえなあ。横浜も何だかキナ臭せえし、
昔のようにはならねえし。なあ、秀。ひとつだけ頼みてえことが
あるんだ。俺がポックリ逝った時の事だ。関西と戦争しようと言う奴、
手を組もうと言い出す奴、後のことは俺は知らねえよ。
そんなことは勝手にやればいい。ただな、そのゴタゴタの中に道郎を
巻き込まないで欲しいんだ。あいつに言わせれば、お前と南だけが
唯一信頼がおけるって言うんだ。あいつは血の気が多すぎる。
でも、お前の言うことならちゃんと聞く。な、頼む。この通りだ。
もう、斬った張ったは御免だよ。絵でも見てるのが一番だ。
シャガールはいいよ、シャガールは。特に油絵は・・・
ぜにかねじゃねえんだ・・・」