時代を先取りし、タブーに踏み込む。
それでいて娯楽作品に仕上げる。
こんな映画監督はもう出てこないかもな。

「ミンボーの女」公開後に伊丹監督が山口組に襲撃されたが、
あれ以降はテレビや批評家の態度まで変わった。
テレビは伊丹作品の放送、宣伝をしなくなり、
散々伊丹作品を持ち上げていた批評家たちも、
伊丹作品をボロクソに叩くようになった。
自分が襲撃されることを恐れたり、ヤクザと絡んでるマスコミは貧弱。
周りが助けてあげなきゃ。
伊丹監督が生きていたら、周防監督以上に社会に切り込み続けたはず。