もう見られないと思っていた「幻の湖」をDVDで見た。
当時のパンフレットだけは、古書店で購入したが本編は見ていなかった。
見て感じたこと。

まず、やたらとキャストが豪華だったこと。
ヒロインの南條玲子が新人だったせいか、脇に北大路欣也、関根恵子、隆大介、
かたせ梨乃、大滝秀治、宮口精二、北村和夫、仲谷昇、長谷川初範、菅井きん、
杉山とく子、室田日出男、下条アトム、谷幹一、辻萬長、青木卓、浜田晃、
伊藤敏孝、奥野匡、坂西良太ら今も刑事ドラマや時代劇でおなじみの俳優で多彩だった。
上記以外にも、2時間ドラマで常連の西田健が、冒頭、ヒロインのトルコの客役とか、
湯原昌幸夫人の元アイドル・荒木由美子が、音楽事務所の受付役で、ヒロインから
包丁で驚かされてしまう役とか、
新人だった?中村れい子が、台詞は無かったが関根(高橋)恵子扮するお市の侍女役で出演していた。

特撮はスペースシャトルだけのシーンだったが「ゴジラ」の中野昭慶監督らスタッフもフルメンバーだった。
後、戦国時代の場面、黒澤組の撮影/斉藤孝雄、美術/村木与四郎の本領発揮というところか。

物語は、はっきりいって、過去の橋本忍氏からするとちょっと辛いという感じ。
公開当時、わずか1週間で打ち切りされたのもわかる気がする。

収穫は、なんといってもトルコ嬢役だったヒロイン・南條玲子嬢の裸体が見られたことか。
最初のほうで、お客と一緒にベットに並んでいる寝ているシーンはベストを手で隠さずそのままだった。
ただ、物語上、トルコ嬢だったけど、特に脱ぐ必要はなかったようには感じたけど・・・。
後のテレビドラマでは「ポルノ女優」を演じていたが、裸は封印していたので、そう感じた。