>>111
固執したというより、頭もよかったし、エリートコースに簡単に乗り直せる大秀才だったんだと思う。
その人が
仲間の松下康雄とかさ、みんな大蔵官僚や外務官僚になるのを横目にみながら
なんかばかばかしくなって民間企業に行く。それもばかばかしくなって
山口淑子に誘われたのをきっかけに>>113のいうように、エリートの常識からすると
問題外の映画俳優になる。そしてエリートのキャリアを「僕にはいらなかった」とまでいう。
しかし東宝は東大出の俳優として宣伝するからそこでまた困ったろう。
とにかく平田氏の人生は、ある意味、俳優として演じた役柄よりも劇的で深いな。
同じように東大法学部エリート崩れとしては天本英世がいるわけだが
あの人は中退だし、生き方からかっこうからエリート崩れを売りにしたところがあるよね。
しかし平田氏は精神としてはエリート崩れなんだが、外見やライフスタイルや
みんなきちっしてるよね。そこもなんだか面白い。